2018年10月5日金曜日

IP電話サービスの公式アプリってどれも問題があるように思えます

050plus / SMARTalk / 050Free / LaLa call 等のいずれも Google Play store での評価点は軒並み 3.0 〜 3.3 です。



少なくとも 4.0 以上は欲しいと思います。



IP 電話自体はネット環境やサーバー性能、端末性能などが4G になってからは劇的に改善されてきていて固定電話と遜色ないところまできています(固定電話も「黒電話」を除けば IP 電話なのですが)。





2016年以前はまだまだ使えるレベルには達していなかったのが、2016年秋頃からすごくよくなった、という印象です。







ところが各サービスの「公式アプリ」は安心して使えるレベルにはまだ達していない、というのが実情だと思います。



そのため「IP 電話は使えない」という認識がまだまだ多くあり大変残念です。





すでに NTT の「ひかり電話」も IP 電話です。



インターネット経由の IP 電話か、NTT 直収の IP 網での IP 電話かの違いはあっても同じ IP 電話なのです。



米国には NTT のような存在はありませんからすべてがいまやインターネットによる IP 電話です。





こういう状況を踏まえると日本の電話事業は相変わらず NTT(および総務省)が仕切っている感じで、これが IP 電話事業を限定的にしてしまっているのが実情です。









欧米の IP 電話サービスのように「推奨アプリ」と「プロビジョニング」の対応にした方がいいと思いますが、なぜか「固有のアプリ」にこだわって、しかも作りが決してよくないという悲惨な状況です。







各サービス事業者は一度気持ちをクリアにしてご自分たちのサービスのあり方を見直して欲しいものです。







みなさんは「公式アプリ」の低評価どおりの問題にぶち当たり、ほかの VoIP アプリをあれこれ試行されてお使いになっておられると思うのです。





「ほかのアプリ」で仮に問題が生じても「公式アプリ」ではないので「サポート外の使い方なので相談に乗れません」と冷たくあしらわれていると思います。





そういう方々がお困りになってネット情報を検索しああでもない、こうでもない、と日夜(?)奮闘されていて、そういう方々の一部の方々が当ブログも閲覧くださっていると思うのです。





ワタシはサービス事業者の提供してる「公式アプリ」も評価試用し、ほかの VoIP アプリもいろいろ試用・本運用してきました。





その中でこれはよい、と思うものもいくつかあり、日々進化しているように思いますが、ときにアップデートがグレードダウンしたりして、一層混乱状態を引き起こしているように思います。





端末の OS バージョンとの関係もあったりします。







つまり扱うためのパラメーターが多すぎるのです。







そこでできるだけ単純化して使う、あれこれ試すのは単純な使い方がうまくいってからにする、というのがコツだと思っています。





例えば、コーデック一つをとってみても G.711μ-law(PCMU と表現している場合もありますが同じものです)一本だけにします。





これでうまくいかないから、といってほかのコーデックに手を出してもパラメーターが増えて混乱するだけです。



G.711μ-law でうまくないなら、それはコーデックの問題ではなく別の問題があるからです。











最近思うのは「プッシュ着信」の問題です。





どうも試行した限りでは「プッシュ着信」は問題を大きくするだけでなんらメリットはない、とまで思うに至りました。





常駐型ではバッテリー消費が半端ないから、とお嘆きあなた、実はバッテリー消費が半端ないのはその VoIP アプリのせいばかりではないのです。







ワタシがこれまで経験した範囲では 1 % / 1h 程度なら容認の範囲ということです。



これ以下になることも少なくありませんし、多少コンマ何%か増えたところで問題にするほどではありません。





アプリをインストールして設定して、そのあとキャッシュをクリアし、強制再起動してみればほとんどのケースでバッテリー消費は 1 %以下 / 1h に収まっています。













「プッシュ着信」アプリの設定を「プッシュ着信」のままほかの常駐型アプリを設定した場合、片通話や無音問題を引き起こします。







こういうことはサービス事業者も「公式」には情報開示していません。



(「公式アプリ」が「プッシュ」対応しているのでいい難いのかも知れません)







ですから、「プッシュ着信」アプリは「非プッシュ」に設定し終了させる、実行中アプリリストからも終了させる、ということをしたあとに常駐型アプリの設定をするように注意が必要です。







ほとんどのサービス事業者の「公式アプリ」は「プッシュ着信」対応型になっており、これが引き起こす問題に最近一層の注意が必要だと強く感じるようになりました。







着信の確実性は「プッシュ」である必要はありません。







それよりも「プッシュ」が引き起こす問題を回避するためには「プッシュ型アプリ」の「プッシュ」は強くオススメしません。



Acrobits 系はこの「プッシュ」に対応しているアプリの一つで、異論はもちろん承知の上でいいますが「プッシュ設定での使用」はワタシはあまりオススメしません。









とにかく「常駐型」アプリをできるだけ単純化して問題の根っこを早く見つけることが結果的によい状態になる、ということです。 


















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