2019年11月28日木曜日

Thunderbolt 3 対応の M.2 NVMe SSD ケース







M.2 NVMe SSD を 外付けで使用する場合の接続は、次の接続方法があります。




  • Thunderbolt  3:40 Gbps



  • USB 3.1 Gen2 :10 Gbps



  • USB 3.0   : 5 Gbps










Mac の場合は、Thundervbolt 3 ポートは USB 3.1 Gen2 を兼ねていますが、Thunderbolt 3 接続か、USB 3.1 Gen2 接続かは接続機器がどちらに対応しているかということと、使用ケーブルによります。









M.2 SSD は NVMe 型と SATA3 型がありますが、高速に使えるのは NVMe 型です。







M.2 SATA3 SSD の場合は SATA3 の最大転送速度 6 Gbps です。









例えば、MacBook Air Mid 2012 内蔵 SSD は SATA3 タイプしか使えませんから、SSD を換装しても 内蔵 SSD と大差ない性能にしかなりません。





外付けにしても USB 3.0 なので、最大 5 Gbps ですので、いま以上の高性能は望めません。





が、Mid 2013 は内蔵で NVMe タイプが使えますので、高速化が可能です。











なぜ「高速型」にこだわるか。







Mac の場合は外付けディスクをブートディスクとして使うことができますから、改造なしに高速化(高性能化)が可能になるからです。







Mac の機種や年度モデルによって USB ポート仕様が異なりますからすべてが超高速になるわけではありません。





USB ポート仕様は冒頭に記述した 3タイプあります。





超高速が期待できるのは Thunderbolt 3 ポートを備えた機種です。



ただ 2000 MB/s 以上が無理なモデルでも、1000 MB/s や、500 MB/s にはなりうるので、自分の保有している Mac モデルのポート仕様によってどれくらいの高速化が可能かがわかります。







とくに HDD モデルの場合は外付けでも SSD 化によって性能アップできますし、SSD モデルでもいま以上に高速化が可能な機種もあります。







実際に 2019/11 購買の Mojave 搭載 iMac HDD モデルに「外付け M.2 NVMe SSD」を Thunderbolt 3 接続することで、2800 MB/s 以上の高速化ができています。









この外付け M.2 NVMe SSD は、出先の Mac に挿し込んでブートすればその Mac がマイ Mac になります。





データは常に 外付け M.2 NVMe SSD にありますので、二重管理も避けられます。



出先の Mac に悪さをすることもありませんし、悪さをされることもありません。

出先の Mac の macOS の バージョンがなんであれ、マイ Mac ですから マイ Mac の OS バージョンで動作します。





自宅に戻ったら TimeMachine でバックアップを取っておく、ということも可能です。











iMac SSD モデルは Apple CTO すると高くつきます。







ところが HDD モデルならば量販店で購買可能で、ポイントが付きますのでこのポイントで M.2 NVMe SSD を購入するのがコスパが非常にいいのです。





ですので、iMac SSD モデルを Apple 直販で購入するのは非常にコスパが悪い買い方といえます。













外付けでも高速度を出すには NVMe 型 SSD を次の 3条件で使用することが必要です。






  • Thunderbolt 3 対応ケース(40 Gbps 転送可能なもの)



  • Thunderbolt 3 ケーブル(通常はケースに付属だが、中には付属しないケースもある)



  • PC に Thunderbolt 3 ポートがあり、ここに接続できる












いま現在 Thunderbolt 3 対応ケースは 10,000 円程度 〜 20,000 円未満 でいくつかあります。





Amazon で "thunderbolt3 ケース" で検索すればヒットします。



価格も結構変動していますので、うまくすれば 1 万円以下で手にすることができるかもしれません。









USB 3.1 Gen2 ケースならば数千円で容易に手に入りますが、最大で 10 Gbps までです。











Thunderbolt 3 対応ケースは以下に示す 4種類くらいですが、本記事執筆時点では1番目と4番目が手に入ります。



















1番目のものはケース単品ですから、Thunderbolt 3 ケーブルを別途手配しなくてはなりません。







私は2番目のものを Amazon で 11,800 円で手に入れましたが、現在は入荷未定で国内では入手できません



アリババでは 147.68 ドルとなっています。





この機種が一番性能がいいように思いますが入荷未定は大変残念です。









3番目のものは Amazon では入荷未定ですが、Yahoo ショップで 18,000 〜 20,000 円位で出品されています。







4番目のものがいま現在安めですが、それでも私が 2番めのものを購入したときの価格よりも3千円ほど高い。



また、このケースのメーカー説明には「Samsung 970 EVO PLus には対応していない」とありますので、WD 製などほかの製品と組み合わせる必要があるようです。





  ※ Samsung 970 EVO Plus はファームウェアアップデートをすれば

   問題なく使えます。 



   メーカーではファームウェアアップデートしての検証をしていないようです。





この4番めのものも購入して、次の組み合わせにしました。






  • TREBLEET Thunderbolt 3 SSD Enclosure + WD BLACK SN750

  • ORICO SCM2T3-G40 + Samsung 970 EVO Plus






  ※ ORICO のケースが一番優秀で、ブートタイムは 20 秒かかりません。



   またスリープからの復帰も速いようです。



   冷却率もよく、WD BLACK SN750 よりも発熱する Samsung 970 EVO Plus 

   でも 45 ℃ 以上にはなりません。











ほかには直販品ですが、次のようなものがあります。









まず、Century の CAM2NVTB3 です。



直販価格で 28,380 円(税込)で、少し高いのですが、この機種は Thunderbolt 3 HUB を兼ねていて、出力ポートとして Thunderbolt 3 が 2つと HDMI ポートが別に付いており、M.2 NVMe SSD は 2枚装着できます。





HUB 兼 SSD ケースとして考えれば破格の価格といえるでしょう。





電源アダプター/電源ケーブル、Thunderbolt 3 ケーブルが同梱です。



ファンレスですが、放熱フィンで発熱対策をしているようです。

























さらに Gloture の FLEDGING というケースもあります。



この機種は、「ケースのみ / 1 TB 装着品 / 2TB 装着品」の 3タイプがあり、小型ファンが内蔵されていて、発熱対策がされています。





「ケースのみタイプ(Thunderbolt 3 ケーブル同梱)」が直販価格で 18,200 円です。



























ファン内蔵型は少ないのですが、ファン自体は数百円で入手可能で、「ELUTENG ファン 40mm 静音 USB 3 段階回転速度調整可」がいいようです。

























以下に示すものは SSD を内蔵したタイプの Thunderbolt 3 対応品です。





速度的には「ケース + M.2 NVMe SSD」の組み合わせより少し劣るようですが、コスパを考えるならば、こちらがいいかもしれません。























とにかく、Amazon をこまめにチェックして出品されて価格がつく(入荷した)状態を待つしかないですねぇ。




















0 件のコメント:

コメントを投稿